OHITORI EIGYO / GUIDE

ひとり営業記録 操作マニュアル

営業活動を記録し、その結果を統計的に読むためのデスクトップアプリです。左のメニューから知りたい項目へ移動してください。

このアプリの位置づけについて画面に出る「優先検討」「継続観測」「改善候補」は、複数の材料を合わせたこのアプリの目安であって、統計学の結論ではありません。また、本アプリは因果関係を主張せず、将来を予測しません。最終的な判断はご自身で行ってください。
Windows/macOS 対応 記録は端末内にのみ保存 月額 ¥480(税抜)
01 / SETUP

起動する

アプリの入っているフォルダーの中の実行ファイルをダブルクリックします。

WindowsOHITORI EIGYO.exe
macOSOHITORI EIGYO

初回だけ警告が出ることがあります。開発元の証明書を購入していないアプリに一律で出るもので、2回目からは出ません。

  • Windows:「WindowsによってPCが保護されました」→「詳細情報」→「実行」
  • macOS:「開発元を検証できないため開けません」→ アプリを右クリック →「開く」→「開く」

終了するときはウィンドウを閉じてください。入力はその都度保存されるので、終了前の保存操作は要りません。

展開してからお使いくださいZIPは必ず「すべて展開」してからお使いください。ZIPを開いたまま中のアプリを実行すると、記録が残らないことがあります。展開先は、書き込みのできる場所(ドキュメント、デスクトップなど)にしてください。
02 / SETUP

はじめてのご利用

初回の起動時に、ご契約に使ったメールアドレスを尋ねる画面が出ます。

ご契約の確認画面

ご契約の確認

決済にお使いになったメールアドレスをそのまま入力してください。ライセンスキーやアカウント登録は必要ありません。

入力はこの1回だけです2回目以降は尋ねません。ご契約の状態は1日に1回、アプリが自動で確認します。前回の確認から24時間以内に起動した場合は、通信もせずそのまま開きます。

インターネットに繋がらない場所でも、前回確認した状態のまま使えます。

03 / SCREEN

ダッシュボード

起動すると最初に開く画面です。期間の指標、営業ファネル、営業方法別・業種別の比較、時系列の推移、次回行動の一覧が並びます。

ダッシュボード画面

ダッシュボード

上部の期間指定

期間(今月・先月・直近30日・今年・全期間・任意期間)と、比較する期間を選べます。移動平均(7日・30日)も切り替えられます。

数字の読み方

割合には必ず分子/分母と 95%信頼区間が添えられます。

反応率 28.7% 29 / 101社 95%CI 20.8 – 38.2%

母数の水準はラベルで示されます。

ラベル母数
データ極少0 – 4 件
参考値5 – 19 件
データ蓄積中20 – 29 件
(表示なし)30 件以上

母数が5件に満たない割合は、数値を出さずに「判断不能(母数 3件)」と表示します。1件入れ替わるだけで大きく動く値を、数字として並べないためです。

04 / INPUT

顧客を登録する

「顧客」タブを開き、右上の「顧客を登録」を押します。

顧客一覧画面

顧客一覧

会社名だけが必須です。分かる範囲で入れてください。

会社名が既存の顧客と似ている場合、登録前に候補を出して確認します。同じ企業を二重に登録すると、すべての割合の分母が狂うためです。

「営業対象にした理由」

なぜこの相手を選んだのかを書いておくと、統計分析の「営業対象に選んだ理由別」で、理由ごとの反応率・受注率を比べられます。

同じ意味でも表記が違うと別の理由として数えられるので、書き方をそろえておくと比較しやすくなります。

05 / INPUT

CSV でまとめて取り込む

「顧客一覧」→「CSVインポート」を押します。

CSV 取り込み画面

CSV 取り込み

CSV ファイルを選ぶと、アプリ側の項目と CSV の見出しの対応が表示されます。見出し名から自動で推測しますが、その場で直せます。

CSV の列の対応を指定する画面

CSV の列の対応

  • 入れない項目は「未選択」のままにします
  • 文字コード(UTF-8 / Shift_JIS / EUC-JP)は自動で判定します。Excel から「CSV」で保存したものもそのまま読めます
  • 既存の顧客と会社名が重なる場合、⚠️ が出て件数を知らせます。既定では取り込みません。別の企業であることが確かな場合のみ、チェックを入れて取り込んでください
06 / INPUT

Lite 版から引き継ぐ

Lite 版(ひとり営業記録 Lite)で記録した内容を移せます。「顧客一覧」→「Lite版から取り込み」、または「設定・同期」から開きます。

Lite 版からの取り込み画面

Lite 版からの取り込み

Lite 版のデータベース sales_lite.db を選ぶと、内訳と注意点が表示されます。

Lite 版のファイルの場所
WindowsLite のフォルダー\data\sales_lite.db
macOS~/Library/Application Support/OHITORI EIGYO Lite/data/sales_lite.db

Lite 版のファイルは読み取るだけで、書き換えません。取り込みは追加であって、置き換えではありません。

反応の区分についてLite 版の「反応」は好意的・拒否的の区別を持ちません。区別のないまま取り込むと反応率が実態と違ってしまうため、区分は空のままにします。取り込み後に反応を開いて選び直すと、統計に反映されます。
07 / INPUT

営業活動を記録する

「営業活動の記録」タブ、または顧客の詳細画面の「活動を記録」から開きます。

営業活動の記録画面

営業活動の記録

項目内容
日付・営業方法はがき / 封書 / メール / 問い合わせフォーム / SNS / 電話 / 訪問 / 紹介 / その他
反応好意的 / 中立 / 拒否的 / 不在 / 不明。好意的と中立を「反応あり」として数えます
手応え5段階。自分がどう感じたか
相手の温度感5段階。相手がどれくらい関心を持っていそうか
次回行動・予定日次にやると決めたこと
次回行動の結果実行した / 実行しなかった / 未記録
この時点の状態記録した時点で相手がどの段階にいたか
費用この活動にかかった営業費
分からない項目は空のままに「とりあえず3」「とりあえず0」と埋めると、その値が集計に混ざります。空欄は「未入力」として扱われ、平均や割合の計算から外れます。

「次回行動の結果」は何に使われるか

予定した行動を実行できた割合(消化率)として集計されます。未記録は「実行しなかった」とは数えません。 結果を書いたものだけが母数になります。

「この時点の状態」は何に使われるか

状態がいつ動いたかの履歴になり、「どの状態にどれだけ留まっているか」(滞留日数)として集計されます。長く止まっている相手を見つけるのに使えます。

08 / SCREEN

顧客の詳細を見る

顧客一覧から会社名をクリックします。

顧客の詳細画面

顧客の詳細

1社分の記録がすべてここに集まります。

  • 営業履歴 — 何をして、そのとき何を見てどう判断したかの記録
  • 相手からの反応 — 1件ずつ。同じ営業に何度返事が来ても残せます
  • 案件 — 商談 / 見積 / 受注 / 失注と金額
  • 営業費 — 費目ごとの明細と合計

相手からの反応を残す

画面右の欄から記録します。

  • 区分(好意的・中立・拒否的・不在・不明)を選んだものだけが、ファネルの「反応あり」に数えられます
  • 経路(電話・メール・問い合わせ・訪問・その他)を選ぶと、相手がどの経路で返してくるかを集計できます
  • どの営業に対する反応かを選べます。分からなければ「分からない・特定しない」で構いません

案件と営業費

これを入れるとこれが出せます
案件の状態商談化率・受注率・ファネル
見積金額・受注金額受注額の分布、見積 → 受注率
受注金額と原価粗利益
営業費顧客獲得単価(CAC)、営業ROI
失注理由失注理由の集計

金額が分からない場合は空のままにしてください。0 円として入れると、平均・中央値・ROI がすべて実態と違ってしまいます。

09 / INPUT

送った資料を残す

営業活動の記録画面で、送った案内状などの PDF をドラッグ&ドロップするか、クリックして選ぶと、画像に変換して添付します(画像ファイルはそのまま)。

営業記録にはファイル名が並びます。クリックすると別のウィンドウが開き、顧客の情報と送付物を並べて見られます。

送付物のビューア画面

送付物のビューア

ファイルの実体はデータベースの中ではなく、data/attachments フォルダーに置かれます。

10 / ANALYSIS

統計分析を読む

「統計分析」タブを開きます。

統計分析画面

統計分析

2群の比較

営業方法どうしを総当たりで比較します。

  • 期待度数の小さい場合は Fisher の正確確率検定、それ以外はカイ二乗検定を自動で選びます
  • 複数の比較を同時に行うと偶然の「有意差」が出やすくなるため、Benjamini–Hochberg 法で補正した p 値も併記します
  • p 値だけでなく、効果量(絶対差・相対リスク・オッズ比)を信頼区間つきで示します
p 値の読み方「p < 0.05」は「営業上重要」を意味しません。母数が大きければ、実務的に意味のない差でも有意になります。効果量と金額の差を必ず併せて見てください。

信頼区間の見方

はがき 19.5% 8 / 41社 10.2 – 34.0% 封書 41.7% 10 / 24社 24.5 – 61.2%

この2つは区間が重なっています。差があるとは言い切れません。

判定について

「優先検討」「継続観測」「改善候補」「データ不足」は、対象件数・信頼区間・商談率・受注率・効果の差・CAC・粗利益・営業ROI・直近の傾向を合わせたこのアプリの目安です。

統計学の結論ではありません。なぜその判定になったかは画面から材料をたどれます。

このアプリが言わないこと

  • 因果関係 — 「訪問したから受注した」とは言いません。「訪問した企業群で高い受注率が観察された」という書き方をします。訪問する相手は選んで決めているため、その選び方の影響が結果に混ざっています
  • 予測 — 「受注率 50%」は「次回も 50%」を意味しません
11 / SETTINGS

設定・同期

設定・同期画面

設定・同期

  • ご契約 — 状態・有効期限・最終確認。その場で再確認もできます
  • Lite 版のデータを取り込む — 取り込み画面を開きます
  • Git 同期 — 複数の端末で同じデータを使う場合(任意)
  • バックアップ — SQLite Backup API を使い、最新10世代を保持します
  • データ出力 — CSV / Excel への書き出し
  • データ品質チェック — 日付の矛盾、金額の欠損などを検出します

データの場所

記録はすべて、実行ファイルと同じ場所に作られます。

data/sales.dbデータベース本体
data/attachments/添付した送付物
backup/バックアップ(最新10世代)
exports/CSV / Excel の出力先
logs/動作の記録
控えを取ってくださいdata フォルダーごと保存しておけば、記録はすべて残ります。新しい版に入れ替えるときは、data だけを残して他のファイルを置き換えてください。月に一度はどこかへ控えを取ることをおすすめします。
12 / SUPPORT

うまくいかないとき

ご契約の確認画面から進めない

  • 入力したメールアドレスが、決済にお使いになったものと同じかご確認ください
  • インターネットに繋がっているかご確認ください
  • 「状態を再確認する」を押すと、その場で問い合わせ直します

画面にエラーが出た

何が起きたかを画面に表示します。logs/app.log にも記録されるので、お問い合わせの際はその内容をお知らせください。

アプリが起動しない

  • ZIP を開いたまま実行していないかご確認ください。必ず「すべて展開」してからお使いください
  • 書き込みのできる場所(ドキュメント、デスクトップなど)に置いてください
  • フォルダーごと移動してください。実行ファイルだけを移すと動きません

数字が「判断不能」と出る

母数が5件に満たないためです。記録が溜まると自動的に数値に変わります。壊れているわけではありません。

お問い合わせ上記で解決しない場合は、お問い合わせフォームからご連絡ください。logs/app.log の内容を添えていただけると、原因の特定が早くなります。
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